夜になると腰が痛むのは「気のせい」?東洋医学で解き明かす夜間の痛みの正体。
- update更新日 : 2026年03月28日
folder未分類皆様、こんにちは。秦野市で鍼灸師と機能訓練指導員(リハビリの専門職)として活動しております。
先日、施術中に患者様からこのような切実なご質問をいただきました。
「先生、昼間は痛み止めの薬がよく効くのに、夜になるとどうしても腰が痛むんです。これって私の気のせいでしょうか?」
結論から申し上げます。それは決して「気のせい」ではありません。そこには、東洋医学が古くから大切にしている、体のバイオリズムが深く関わっています。
東洋医学には「陰陽(いんよう)」という考え方があります。昼間は活動のエネルギーである「陽」が優位になり、夜は体を休め、潤いを与える「陰」が優位になる時間帯です。夜に痛みが強くなる状態を、私たちは「陰虚(いんきょ)」と呼びます。
「陰虚」とは、簡単に言うと「体をクールダウンさせ、修復するための潤い(陰液)が不足している状態」です。エンジンに例えるなら、オイルが不足してオーバーヒートしやすくなっているようなもの。昼間は活動のエネルギー(陽)が体の外にいます。休息モードに入る夜になると、陽気が体の中に戻ります。日中悪い物から体を守り夜に陰気で修復されます。修復力の不足が「痛み」というサインとなって現れてくるのです。
薬が夜に効きにくく感じるのも、単なる気分の問題ではなく、体の受け皿である「陰」の力が弱まっているサインかもしれません。
私は、この「陰陽のバランス」を整えることを重視しています。特に夜間に痛む腰痛には、ただ筋肉をほぐすだけでなく、体に潤いと休息を与えるような繊細な鍼(はり)が非常に効果的です。
私自身、46歳という年齢ですが、ハードなトレーニングの後やツーリングで体を酷使した後は、この「陰の養生」を欠かしません。
「夜、布団に入ると腰が重だるい」「朝までぐっすり眠れない」とお悩みの方。
それは、あなたの体が「もっと潤いと休息が必要だよ」と教えてくれている大切なメッセージです。秦野の皆様が、夜を穏やかに過ごし、スッキリとした朝を迎えられるよう、リハビリと東洋医学の両面からサポートさせていただきます。
夜間の痛みでお困りなら、ぜひ一度ご相談ください。






