春と東洋医学
- update更新日 : 2021年02月15日
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暦の上で立春を迎えました。
東洋医学では自然と人体を切り離してみません。
この春の三か月間は陰陽五行論で木に属します。人体では肝経、胆経ととても密接です。肝経、胆経は人体の横側を流れています。なのでこの季節は横側に症状が出やすいのが特徴です。偏頭痛などが分かりやすいです。
また肝経、胆経は目、生殖器、筋、爪などにも関係が深く、この時期にめまいがでたり、目の症状がでたり、生殖器になんらかの症状がでたり、月経などに変化が起きたり、筋肉がつるなども起きやすいです。爪がもろくなったりなどもあります。
そして肝経、胆経は血を支配します。東洋医学では血が肝に戻り眠るという生理があります。この生理機能がうまくはたらかないと不眠になり、肝、胆が血を外に送り出さないと寝ても眠いということになります。
また肝蔵は精神活動にも影響しています。肝蔵のバランスがくずれるとよくあるのがイライラしたりいつもより怒りっぽくなることが多くなります。過緊張状態にもなりやすく少しのことが気になるようになります。たとえば家を出るときに、何回も何回も鍵を閉め忘れていないかチェックしてしまう。旅行などでかけるとお腹が痛くなったり。ひどいと精神疾患の様相を呈してきます。
この春の時期に積極的に行うとよいのが、朝に頭髪を櫛や指などですいて刺激をするとよいといわれています。
また肝経、胆経は体の横を流れているので、体の横を伸ばすのもとても良いです。
適度な溜息もよいです。溜息は人前でやりにくいので深呼吸などが良いと思われます。
以上春と東洋医学の関係でした。
※胆経・・・足を流れる陽経の経絡
※肝経・・・足を流れる陰経の経絡